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安政二年(1855年)、初代・石川孫左ヱ門が醤油づくりを始めてから今年で170年を迎えました。
江戸時代末期から始めた醤油と味噌の醸造は、今なお機械による製造ではなく、職人の手仕事でつくりつづけています。
機械を導入すれば、効率的にもっとたくさんの商品を作ることができる。
そう考えたこともありましたが、結果として私たちは昔ながらの手づくりにこだわり、
機械に頼らずに“あたりまえ”のことを積み重ねてきました。
その結果、今では稀少となった「伝統の造りを守り続ける蔵」として、評価をいただくようになりました。
石孫本店のあたりまえを、これからも続けていきたい。
これまで続けて来られたのは、長く石孫を支えてくださるお客様のおかげにほかなりません。
時代の変化に適応しながら、石孫のあたりまえを失わずに続けていきたい。
その決意をお伝えしたく、170周年記念商品を開発いたしました。
170年目の石孫本店。新たなことへも挑戦しております。ぜひ一度、ご賞味ください。

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石孫本店のお米を栽培してくれている契約農家・
高橋幸一さんの田んぼでは、石孫の醤油を絞った後に出る
「醤油粕」を使った自作の肥料を蒔いて米づくりをしています。
田んぼに醤油粕を使った肥料を蒔くことで、醤油粕の中に含ま
れている石孫の蔵付き酵母「いしまご恵比寿酵母」の働きによって、土が柔らかく、栄養も豊富になるのだとか。
今回開発した商品「孫左ヱ門味噌 廻─MEGURU─」
は、この高橋さんの田んぼで作られたお米を使用。
石孫が生み出した「醤油粕」を有効に活用し、高橋さんが農薬を使わずに元気で丈夫な田んぼの土を作って、米づくりを行う。
その米を使い、石孫が新しい味噌を作る。
歴史も廻る、素材も廻る。
石孫本店のあたりまえが、これからも続き、廻っていくことを
願い、商品名にその思いを込めました。





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石孫本店の醤油・味噌はいずれも木桶を使った天然
醸造を行っています。
先人たちから受け継いだ木桶ですが、今では新たに
作ることが難しい「天然秋田杉」を使った貴重なも
のばかり。
その木桶の手入れを支えてくれるのが、伝統工芸士
の佐藤秋男さんです。佐藤さんは、秋田杉桶樽の伝
統工芸士であり、石孫本店の木桶の修繕に力を貸し
てくださっています。
今回、170周年記念として開発した「孫左ヱ門味噌
廻─MEGURU─」を、佐藤さんの杉桶樽に入れて販
売する、プレミアムな商品をご用意いたしました。
限定20個となります。セットの木樽はもちろん味噌
を入れて保管するもよし、インテリアとしてもご活
用いただけます。
この機会に、ぜひご検討ください。
癒やされる杉の香りとともに、お届けいたします。











